チュウソンジ・ユツコ。本名、小林幸子。漫画家。
1月31日、「オヤジギャル」などの流行語を生んだ漫画家の中尊寺ゆつこさんが、S状結腸がんのため死去。42歳。
1962年、東京都生まれ。3歳のころから絵を描き始め、小学生当時、漫画家の故・谷岡ヤスジに「天才漫画少女」と称された。また、中学2年ごろまで少女モデルとしてもCM、雑誌などで活躍した。駒沢大学法学部卒業後、漫画家としてデビューし、87年「漫画アクション」「ビジネスジャンプ」の新人賞を受賞。89年から「SPA!」で「スイートスポット」を連載。ゴルフに熱中し、居酒屋で「とりあえずビール」と注文する中年男性のような行動をとる若い女性「オヤジギャル」を描き話題となり「オヤジギャル」は90年の新語・流行語大賞新語部門・銅賞に。他に「お嬢だん」「うらわか姫」などの漫画作品のほか、「セレブ列伝」などのエッセーがある。