スグリ・フミエ。フィギュアスケート選手。
12月25日、フィギュアスケートの全日本選手権最終日が行われ、ショートプログラムで2位だった村主章枝選手が逆転優勝。3季ぶり5度目の優勝でトリノ冬季五輪出場を決めた。
1980年、千葉県生まれ。3歳から5歳までをアラスカで過ごしてスケートを覚え、6歳でフィギュアスケートを始めた。その後、私立清泉女学院を経て早稲田大学に進学。97年、全日本フィギュアスケート選手権大会で優勝し頭角をあらわす。負傷が原因で98年の長野冬季五輪出場を逃したが、2002年のソルトレーク冬季五輪では5位の好成績をおさめる。さらに03年のフィギュアスケートGPで日本人初優勝、05年の世界選手権では日本人最高位の5位に入賞するなど日本フィギュアスケート界をリードする存在に成長していった。村主の他にトリノ冬季五輪への切符をつかんだのは、荒川静香と安藤美姫。代表枠を競っていた恩田美栄と中野友加里は惜しくも落選した。また、今大会では15歳の浅田真央が女子初のダブルトリプルアクセルを成功させたが、年齢制限のため五輪出場はならなかった。男子は同大会で優勝した高橋大輔が五輪出場権を獲得。当初は織田信成の優勝と発表され表彰式も行われたが、採点ミスが発覚し高橋の逆転優勝となった。