ノヒラ・ユウジ。元競馬騎手・調教師。
8月6日、「ミスター競馬」の異名で競馬ファンに慕われた、中央競馬の名騎手・調教師、野平祐二さんが、千葉県市川市の病院で肺炎のため、死去。73歳。
1928年、千葉県出身。父も兄も調教師という競馬一家に生まれ、旧制中学を中退して14歳で騎手見習いに。初騎乗は44年。75年に引退するまで、32年間の騎手生活で、スピードシンボリによる有馬記念連覇をはじめ、通算1339勝(重賞72勝)を挙げた。また、オーストラリアやフランスにも遠征し、日本の競馬の国際化に貢献。調教師として、「7冠馬」シンボリルドルフなどを育て、通算402勝(重賞23勝)した。2000年に引退。