さとや・たえ。スキー選手。長野冬季五輪、ソルトレークシティー冬季五輪連続メダリスト。
2月9日、第19回冬季五輪ソルトレークシティー大会のフリースタイルスキー女子モーグルで、長野冬季五輪金メダリストの里谷多英が銅メダルを獲得。日本勢メダル第1号に。冬季五輪の個人種目で2大会連続してメダルを獲得した日本人選手は里谷が初めて。予選6位につけた里谷は、決勝ではここ一番の勝負強さを発揮。キレのいいターンで高得点をマークして表彰台に。優勝はカーリ・トロー(ノルウェー)。長野冬季五輪で7位入賞の上村愛子も6位に入賞した。
1976年、北海道出身。北海道東海大学卒。父親の昌昭氏に4歳からスキーのトレーニングを受け、小学校6年で初めて出場した全日本選手権で優勝。以後、全日本6連覇。94年、リレハンメル冬季五輪のモーグルで11位。長野冬季五輪では、前年に亡くなった父親の遺影をポケットにしのばせて滑り、「父が勝たせてくれた」と涙で語って話題に。里谷の活躍で、それまでマイナー競技だったフリースタイルスキーの人気が一躍アップした。166cm、55kg。フジテレビ勤務。
[女子モーグル成績]
1位/トロー(ノルウェー)/25.94点
2位/バーク(アメリカ)/25.06点
3位/里谷多英(日本)/24.85点
6位/上村愛子(日本)/24.66点