ヨシムラ・ミチアキ。元プロレスラー。
2月15日、日本のプロレス黎明期に活躍したプロレスラー吉村道明さんが、呼吸不全のため死去。76歳。
1926年、岐阜県生まれ。14歳で海軍志願兵となり復員後、近畿大学に入学。48年、国体の相撲競技に優勝し、49年には第27代学生横綱となった。54年、全日本プロレス協会に入門し、57年、力道山に誘われて旧日本プロレスへ移籍。プロレスラーとしては小柄な体格で、最初はジュニアヘビー級で活躍。61年ヘビー級に転向後、力道山、豊登、ジャイアント馬場、アントニオ猪木らの人気選手とタッグを組み活躍。相手レスラーを一瞬にして丸め込む「回転エビ固め」と、血まみれになりながらも相手に立ち向かっていく戦いぶりから、「火の玉小僧」「突貫小僧」の愛称で人気を博した。73年の引退後は、母校の近畿大学相撲部で後輩の指導に当たり、元大関朝潮(現・高砂親方)などを育てた。