ミウラ・ユウイチロウ。プロスキーヤー。
5月22日、70歳と222日になるプロスキーヤーの三浦雄一郎がエベレスト登頂に成功し、従来の最高齢登頂記録を5歳以上更新した。
1932年、青森県生まれ。父・敬三さん(故人)の影響で幼い頃からスキーを始める。北海道大学獣医学部卒業後、同学部助手を1年で辞し、日本人初のプロスキーヤーとなる。64年、イタリア・キロメーターランセに日本人として初めて参加し、当時の世界記録172.084km/hを樹立。66年には富士山直滑降。70年にはエベレスト・サウスコル8000mからのスキー滑降を成功させ、その記録映画は76年のアカデミー賞長編記録映画賞を受賞。85年には世界7大陸最高峰のスキー滑降を達成した。2003年2月には99歳になる敬三さん、元五輪代表である長男の雄大とともに親子三代でモンブラン山系の大氷河を標高3842mの山頂付近からスキー滑降して話題となった。今回の登頂では次男の豪太も一緒に登頂。日本人初の親子同時登頂ともなった。