ラミロ・ロペス・ダシルバ。Ramiro Lopes da Silva。イラク問題担当国連事務総長暫定特別代表。
8月22日、国連のアナン事務総長は19日のイラク国連事務所爆破テロで死亡したセルジオ・デメロ国連事務総長特別代表に代わる暫定特別代表に、ラミロ・ロペス・ダシルバを指名。
1949年、ポルトガル生まれ。85年に国連入りし、主に紛争地域の人道支援活動に携わる。96年から98年まではアンゴラで人道支援調整官を務め、2001年から02年3月まではアフガニスタンで世界食糧計画(WFP)の特使として活動。WFP事務局を経て、02年5月からはイラクの人道支援調整官に就き、バグダッドで活動していた。ロペス・ダシルバ自身も今回の爆弾テロに巻き込まれたが、軽傷で業務に支障はなく、デメロ前特別代表の業務を当面引き継ぐ暫定特別代表に就任。23日、バグダッドの国連事務所も敷地内に仮事務所を設置して業務を再開。200人程度というテロ以前の約3分の2ほどの人員で業務を続行する。