ホンゴウ・カマト。世界最高齢の女性。
10月31日、長寿世界一の本郷かまとさんが、肺炎のため死去。116歳。
1887年、鹿児島県生まれ。1914年に結婚、四男三女をもうけ、その子孫は曾孫、玄孫(やしゃご)を合わせ100人を超えるという。本郷さんは生前「若いころにサトウキビ畑で働き、体を鍛えたのが長寿の秘訣」と話し、98年に股関節を骨折して以来、ベッドと車椅子の生活にはなったが、リクエストがあれば手を使って故郷の徳之島の踊りを披露するなど元気で、99年に長寿日本一となり、2002年3月にはギネスブックが長寿世界一と認定。03年9月28日に114歳で死去した中願寺雄吉さんととともに日本人が男女長寿世界一の座に就いて話題となった。2日間眠り続けた後に2日間起き続ける独特の生活サイクルを送り、食後に杯一杯の焼酎と黒砂糖をたしなむ様子はテレビなどで紹介され人気を集めていた。本郷さんの死去で長寿日本一は広島市に住む114歳の川手ミトヨさんとなり、イギリス・BBC放送(電子版)は川手さんが長寿世界一になると伝えた。