ナツミ・マドカ。フクダ・ノブコ。スキー・クロスカントリー選手。
2月14日、トリノ冬季オリンピックのスキー・クロスカントリー女子チームスプリントで、日本の夏見円と福田修子が8位となり、女子初の距離競技での入賞を果たした。
夏見円は1978年、北海道生まれ。幼少期は陸上やスケートに親しみ、小学校2年生からクロスカントリーを始める。2000年、全日本スキー連盟の選手強化プロジェクトに選出されフィンランドへ遠征。本場の強豪たちとともにトレーニングを積み、01~02、02~03年のワールドカップで10位、02年のソルトレークシティー冬季オリンピックのスプリントで12位など遠征の成果をみせた。04、05年の全日本選手権スプリントでは連続優勝を飾っている。
福田修子は1980年、青森県生まれ。小学校4年生からスキーを始める。オリンピック出場は2回目で、ソルトレークシティー冬季オリンピックではスプリントで39位だった。夏見選手とのコンビは2年目。
クロスカントリーのチームスプリントはトリノ大会で初めて実施された競技で、1チーム2人で短距離を走る団体戦。選手はコースを3周ずつ滑り、計6周のタイムを競う。これまでスキー距離競技の女子最高位は、72年の札幌オリンピックでのリレー(15キロ)の9位だった。