フジワラ・アラタ。マラソン選手。
2008年2月17日、北京オリンピック代表選考会を兼ねた東京マラソンで、マラソン2度目で一般参加の藤原新(JR東日本)が2時間8分40秒をマークし、日本人男子最高の2位に入り北京の代表争いに名乗りを上げた。
1981年、長崎県生まれ。中学時代から本格的に陸上を始め、諫早高校、拓殖大学を経てJR東日本に入社。拓大では1年時と3年時に箱根駅伝に参加。JR東日本でも主に駅伝メンバーとして活躍し、初マラソンとなった2007年のびわ湖毎日マラソンは、腹痛と足のまめの影響で2時間38分37秒の85位。08年元日の全日本実業団対抗駅伝競走大会(ニューイヤー駅伝)からわずか約1カ月半の調整で臨んだ東京マラソンでは、38kmから右ふくらはぎがけいれんするアクシデントに見舞われたにもかかわらず、29分57秒も自己記録を短縮。無名に近かった藤原だが、今回の2位入賞で一躍時の人となった。