トシノミヤ・アイコ。内親王(皇太子ご夫妻の長女)。
12月7日、1日に誕生された皇太子ご夫妻の初めてのお子さまの「命名の儀」が行われ、名前は「愛子」、称号は「敬宮(としのみや)」に決まった。
「人を愛し愛され、人を敬い敬われる」ことを願っての命名。「愛」と「敬」の出典は、中国の古典「孟子」の「人を愛する者は人恒(つね)に之(これ)を愛し、人を敬する者は、人恒に之を敬す」という「離婁章句下(りろうしょうくのげ)」。「命名の儀」は、専門の漢学者が検討した複数の案のなかから天皇が決めるのが慣例だったが、今回は、3つの最終候補のなかからどれにするか、皇太子ご夫妻が中心にお選びになったという。
12月8日には、皇太子妃雅子さまがすやすやと眠る愛子さまを抱いて宮内庁病院を退院。10日には、愛子さまの名前は、皇族の戸籍に当たる「皇統譜」に「内親王 愛子」と登録され、新宮さま誕生直後の行事は一段落した。