トチアズマ・ダイスケ。本名、志賀太祐。大相撲力士・大関(玉ノ井部屋)。
11月28日、日本相撲協会は初場所の番付編成会議と理事会を開き、九州場所で12勝3敗(準優勝)を上げ、名古屋場所以来3場所合計で34勝の勝ち星を残した東関脇・栃東の大関昇進を満場一致で承認。福岡県須恵町の玉ノ井部屋宿舎で、協会の使者から大関昇進を伝えられた栃東は、「大関の名に恥じぬよう、けいこに励み、努力精進いたします」と口上を述べた。新大関の誕生は、魁皇以来で、昭和以降75人目。玉ノ井部屋からは初の大関。
1976年、東京都出身。元関脇・栃東の玉ノ井親方の二男。中学時代から相撲をはじめ、明大中野高校3年のときに高校横綱となり、玉ノ井部屋に入門。94年九州場所で初土俵。序ノ口、序二段、三段目、幕下と各段で優勝し、96年夏場所で十両に昇格、同九州場所で新入幕。97年名古屋場所で、歴代2位のスピードで小結に昇進した。しかし、98年春場所で右肩を骨折してから相次ぐケガに苦しみ、3役を20場所つとめて念願の大関昇進に。殊勲賞3回、敢闘賞2回、技能賞7回。得意技は左右のおっつけからの寄り。181cm、146kg。