ミムラ・シンゴ。青森県知事。
6月29日、女性スキャンダルによる木村守男前知事の辞職にともなう青森県の出直し知事選が投開票され、与党3党が推薦した前衆院議員、三村申吾候補が初当選。
1956年、青森県生まれ。東京大学卒業後、出版社勤務を経て家業の土木建設会社の社長に就任。92年には当時の全国最年少で上北郡百石町長となり1期を務めた。2000年には無所属の会から衆議院初当選。その後離党し、自民党入りを模索していたところ知事候補として自公保の推薦を受けていた。知事選では自民党幹部らが応援に駆けつけるなど組織戦を展開し、民主党など野党が推薦した横山北斗候補らをしりぞけ、初当選した。青森県知事選は1月に3選を果たした木村守男前知事がセクハラ疑惑で辞職勧告決議を受け、5月16日辞任によるもの。また、6月24日には共産党の顔としてムネオハウス問題などのスキャンダルを追及してきた参院議員の筆坂秀世政策委員長が同種問題の責任をとって辞職願を提出(6月27日許可)するなど政治家による性的事件がクローズアップされた。