ミヤケ・ヒロミ。女子重量挙げ代表。
5月30日、日本ウエイトリフティング協会は、男子3、女子1の国別出場枠を獲得していたアテネ五輪の代表選手を決定。女子代表には5月の全日本選手権48キロ級を制した三宅宏実が選ばれた。
1985年、埼玉県生まれ。メキシコ五輪(68年)銅メダリストの三宅義行の長女。伯父の義信は東京、メキシコ五輪のフェザー級金メダリスト。次兄の敏博も全日本選手権に4度優勝している。中学3年のとき、女子重量挙げが初めて五輪種目に採用されたシドニー五輪をテレビで見て感激。高校受験を終えたころから父の指導を受け、本格的なトレーニングを開始した。埼玉栄高校在学中の2003年、53キロ級で全日本選手権初優勝。世界選手権代表にも選ばれた。04年、53キロ級から世界トップとの差が小さい48キロ級に転向。激戦の全日本選手権を制し、アテネ五輪代表の座を射止めた。