ロバート・ワイズ。Robert Wise。映画監督。
9月14日、「ウエスト・サイド物語」「サウンド・オブ・ミュージック」などのミュージカル映画を監督し、ハリウッド映画界の巨匠ロバート・ワイズさんが心不全のため死去。91歳。
1914年、アメリカ・インディアナ州生まれ。41年のオーソン・ウェルズ監督作品「市民ケーン」でフィルム編集を担当し、アカデミー賞編集賞にノミネートされる。44年の「キャット・ピープルの呪い」で監督デビュー。61年にニューヨークの下町に生きる若者たちを描いた「ウエスト・サイド物語」、65年にジュリー・アンドリュース主演の「サウンド・オブ・ミュージック」を手がける。2作品はともにアカデミー賞作品賞と監督賞を受賞し、世界的大ヒットを記録した。その他にもアカデミー賞作品賞をはじめ7部門にノミネートされた「砲艦サンパブロ」(66年)や、人気テレビドラマの初映画化作品「スター・トレック」(79年)など、SFから戦争物、サスペンスまで幅広いジャンルの作品を監督。89年「ルーフ・トップ」が最後の劇場公開作となった。