ホンダ・タケシ。フィギュアスケート選手。
2月14日、ソルトレークシティー冬季五輪のフィギュアスケート男子シングルで、本田武史(法大)が4位に入賞。フィギュア男子の日本人選手の入賞は初めて。
男子シングルの金はアレクセイ・ヤグディン(ロシア)、銀はエフゲニー・プルシェンコ(ロシア)、銅はティモシー・ゲーブル(アメリカ)。竹内洋輔(法大)は22位に。
本田は、12日に行われたショートプログラム(SP)をノーミスで終え、2位の好位置につけていたが、フリー演技では序盤の4回転ジャンプでバランスを崩したことが響いて、4位に後退。残念ながら、メダルには手が届かなかった。しかし、五輪での上位入賞は、各国の審判団が本田の実力を認めたということでもあり、特殊な採点種目であるフィギュアスケートの世界では、本田にとっては大きな一歩になったはず。
なお、3月21日、長野市で開催された世界選手権で、本田は銅メダルを獲得。日本男子としては、1977年の佐野稔(銅)以来、25年ぶり2人目のメダリストとなった。
1981年、福島県出身。東北高-法政大学。7歳でアイススケートをはじめ、コーチの指導を受けるため、仙台に国内留学。95年の全日本ジュニアで初優勝。同年の世界ジュニア2位。96年には、全日本選手権で初の中学生チャンピオンに。97年、世界選手権10位。4回転ジャンプをマスターして臨んだ98年の長野五輪では、故障で飛ぶことができず15位に。98年からカナダにスケート留学。99年4大陸選手権で優勝。2001年にはNHK杯で優勝、4大陸選手権で2位、世界選手権で5位。168cm、62kg。血液型AB。