イトウ・カズコ。卓球選手。
12月18日、卓球全日本選手権で伊藤和子選手が、男女を通じ前人未踏のシングルス通算100勝を達成。
1935年、大阪府生まれ。中学生の時、部員が足りない卓球部の助っ人として出場した大会で連戦連勝。地元紙に「まぐれ」と書かれたことで発憤、高校時代に本格的に卓球を始め、毎日片道35キロを自転車通学し足腰を鍛えたという。大学、実業団でも活躍し、60年には、全日本選手権で女子シングルス、同ダブルス、混合ダブルスを制し、史上初の三冠王となった。現在も実業団チーム「エクセディ」の選手兼監督や母校の大阪樟蔭女子大監督など卓球漬けの日々を過ごす。史上最多の45回目の出場となった全日本選手権女子シングルス1回戦で、通算100勝目を達成したが、2回戦で敗退。今大会限りで全日本選手権には出場しない意向を明らかにした。