イタガキ・コウイチ。アマチュア天文家。本業は菓子製造業。
8月27日、山形市の板垣公一が日本人最多となる16個目の超新星を発見。
1947年、山形県生まれ。中学2年の時に天体観測を始める。高校卒業後、山形市内の老舗豆菓子製造・販売店「豆の板垣」に入社。83年、同社社長に就任。仕事のかたわら天体観測を続ける。2005年7月に自身15個目の超新星を発見、山梨県の女性アマチュア天文家・串田麗樹の記録を抜き、国内最多記録を打ち立てたばかりだった。今回の発見は、うしかい座の方向に16等級の明るさで輝く超新星で、国際天文学連合は「超新星2005dp」と命名。04年6個、05年に入って4個の超新星を発見、他にも、これまでに新星2個、新彗星1個、小惑星2個を発見しており、世界を代表するアマチュア天文家として活躍。3種類以上の星を発見した人は世界で他に1人しかいない。