アオキ・リュウザン。本名、青木久重。陶芸家。
2008年4月23日、陶芸家で文化勲章受章者の青木龍山さんが、肝不全のため死去。81歳。
1926年、佐賀県生まれ。有田の窯元の長男として生まれ、多摩美術大学で日本画を学んだ後、美術教師をしていたが、53年に帰郷。翌年の日展に初出品した「花紋染付大皿」で初入選。家業が傾き人手に渡る中、陶磁器デザイナーとして仕事をしながら日展を中心に創作活動を続けた。色絵で知られる有田では異色の黒い釉薬を用いた天目技法を追求。71年天目作品「豊」で日展特選。91年の「胡沙の舞」で日本芸術院賞を受賞。92年に日本芸術院会員に。99年に文化功労者、2005年には文化勲章を受章している。