クロサワ・キヨシ。映画監督。
2008年5月24日、第61回カンヌ国際映画祭の、個性的で斬新な作品を対象にした「ある視点」部門で、黒沢清監督の「トウキョウソナタ」が大賞に次ぐ審査員賞を受賞。
1955年、兵庫県生まれ。80年立教大学在学中に「しがらみ学園」で、ぴあフィルムフェスティバルに入選し、 83年に「神田川淫乱戦争」で商業映画に進出。97年の「CURE キュア」がロッテルダム国際映画祭で高い評価を受け、99年にはベルリン国際映画祭、カンヌ国際映画祭、ベネチア国際映画祭で招待されるなど、世界的に注目を集め続けている。05年からは東京藝術大学大学院映像研究科の教員も務めている。代表作に「カリスマ」(1999年)、「回路」(2001年)「アカルイミライ」(03年)など。5年ぶりのカンヌへの出品となった「トウキョウソナタ」は家族の絆(きずな)をテーマにした作品で08年秋の公開が予定されている