カルロス・サストレ。Carlos Sastre。自転車競技選手。
2008年7月27日、自転車ロードレースの最高峰、ツール・ド・フランスの最終ステージが行われ、CSCのカルロス・サストレが初の個人総合優勝を果たした。
1975年、スペインのマドリード生まれ。自転車学校の経営者を父に持ち、8歳から自転車競技を始める。98年からスペインのオンセに所属し、2000年のブエルタ・ア・エスパーニャで山岳賞と総合8位を獲得して注目を浴びた。02年にデンマークの強豪CSCに移籍し、ツール・ド・フランスで総合10位。05年のブエルタで総合2位。06年には世界3大自転車レース(ツール、ブエルタ、ジロ・デ・イタリア)に出場し、ツールでは総合3位を獲得。07年はブエルタ、ツールで総合優勝争いに加わった。08年のツールでは得意の山岳ステージを快走し、第17ステージで総合首位に浮上。最終日前日の個人タイムトライアルで12位につけ、リードを守りきった。33歳での初優勝は、ツール史上最高齢となる。