アキコ・カンダ。本名、神田正子。現代舞踊家。
2011年9月23日、日本のモダンダンスの先駆けとなった現代舞踊家のアキコ・カンダさんが、肺がんに伴う肺炎のため死去。75歳。
1935年10月24日、埼玉県生まれ。7歳でダンスを始めた。日本女子大学在学中に、アメリカのモダンダンスの先駆者マーサ・グラハムが主宰する舞踊団の日本公演を見て衝撃を受け、大学を中退して56年に渡米。マーサ・グラハム舞踊学校を経て、日本人として初めて同舞踊団員となり、ソリストとして活躍した。帰国後の61年にアキコ・カンダモダンダンスパンテオン(現アキコ・カンダダンスカンパニー)を設立し、本格的に活動を始めた。74年には「コンシェルジュリ」で芸術祭大賞を受賞。他の代表作にシャンソン歌手バルバラの歌をメドレーにした「バルバラを踊る」や「マーサへ」など。2010年10月に肺がんと診断され、治療を受けながら活動。9月11日まで舞台を務めていた「花を咲かせるために~バルバラを踊る~」では、輸血を受けながら病院と劇場を往復していたという。