イシグロ・ヒロシ。ロボット工学者。
2012年7月23日、アンドロイド(人間型ロボット)研究で知られる大阪大学大学院教授の石黒浩が、人間国宝の落語家、桂米朝をモデルにしたアンドロイドを発表。
1963年10月23日、滋賀県生まれ。86年に山梨大学工学部計算機科学科卒業、同大学院で修士課程修了。91年、大阪大学大学院基礎工学研究科で博士課程を修了。山梨大学助手や京都大学大学院助教授、カリフォルニア大学サンディエゴ校の客員研究員、和歌山大学教授などを経て、2003年より大阪大学教授。人間とコミュニケーションする知能ロボットを研究し、05年の愛知万博では女性アンドロイド「Repliee Q1 expo」を出展。06年に自分自身とそっくりな遠隔操作型のアンドロイド「ジェミノイド」を発表、07年にはアメリカのCNNテレビが選ぶ「世界を変える8人の天才」に日本人で唯一選ばれるなど、海外からも高い注目を浴びている。今回のアンドロイドは、12年、桂米朝が数え年で米寿を迎えたことを記念するもので、8月1~9日、大阪市で開かれる「米寿記念 桂米朝展」で10分程度の小ばなし2本を披露する。