イシイ・タクロウ。本名、石井忠徳。プロ野球選手。
2012年8月27日、歴代11位となる通算2430安打の記録を持つ広島東洋カープの石井琢朗内野手が、広島市内のマツダスタジアムで会見、今季限りの引退を発表。
1970年8月25日、栃木県生まれ。小学3年のころから野球を始め、足利工業高校時代には投手として夏の甲子園に出場。89年、ドラフト外で横浜大洋ホエールズ(当時)に入団。プロ入り1年目に勝ち星をあげるが、91年秋に野手に転向。登録名も忠徳から琢朗に改め、98年にはシーズン最多安打と盗塁王で、横浜の38年ぶりとなる日本一に貢献。2006年には2000本安打を達成。投手として勝ち星をあげての2000本安打は川上哲治(元巨人)以来50年ぶり、史上2人目となった。09年、広島に移籍。今季から野手コーチを兼任し、1軍登録を抹消された7月9日以降は、コーチとして1軍に帯同していた。通算2410試合、2430安打、102本塁打、670打点。最多安打2回、盗塁王、ゴールデングラブ賞各4回、ベストナイン5回。