カワウチ・キヨヒコ。筑波大学心身障害学系教授。
2月16日、筑波大学心身障害学系の河内清彦助教授が教授に就任。
1947年、東京都生まれ。12歳の時、病気で両眼を失明。筑波大学の前身である東京教育大学と同大学院で学び、76年点字で行われる東京都福祉職C採用試験に第1号として合格。東京都心身障害者福祉センターで障害者に対するカウンセリングの仕事に携わった。その傍ら、障害者観の研究を続け、90年筑波大の教育学博士号を取得。93年同大助教授に就任。視覚を失った障害者がどう行動し、周囲がどう反応するかなどを研究する視覚障害心理学の分野で業績を挙げてきた。今回の人事で、4年制国立大では唯一の全盲の教授となった。