クロヤナギ・チョウ。エッセイスト。
8月16日、女優黒柳徹子の母であり、自伝『チョッちゃんが行くわよ』で知られる黒柳朝さんが心不全のため死去。95歳。
1910年、北海道生まれ。岩見沢高等女学校を経て、東洋音楽学校を卒業後、バイオリニストの故黒柳守綱氏と結婚。徹子(長女・女優)、紀明(長男・バイオリニストで、NHK交響楽団、フロイデフィルハーモニーで活躍)、眞理(次女・エッセイスト)をはじめ、3男2女に恵まれる。
70歳を過ぎても活発に活動し、自伝『チョッちゃんが行くわよ』(82年)はベストセラーとなり、87年にNHK連続テレビ小説「チョッちゃん」としてドラマ化された。ほかにも『トットちゃんと私』『チョッちゃんだってやるわ』『バァバよ大志をいだけ』などの著書がある。
娘である黒柳徹子が聞き手となったインタビュー本『チョッちゃんはもうじき100歳』(主婦と生活社)の発売直前の死去だった。
出身地である北海道滝川市の市花「コスモス」は、彼女の提言によって制定された。