サトミ・カナ。プロ棋士。
2008年11月23日、将棋の第16期大山名人杯倉敷藤花(女流王将)戦三番勝負で、島根県立大社高校2年の里見香奈女流二段が清水市代倉敷藤花に2連勝し、初タイトルを獲得。
1992年、島根県生まれ。幼稚園のころ、アマ有段者の父親が兄に教えるのを眺めていて将棋を覚えたという。小学5年でアマ女王戦に優勝し、翌年、森けい二の門下で女流棋士の養成機関「女流育成会」に入会。最短スピードで育成会を卒業し、女流棋士史上4番目の年少記録となる12歳6カ月でプロに転向。その攻めの鋭さから「出雲のイナズマ」との異名で呼ばれている。16歳8カ月での女流タイトルの獲得は、元女流棋士の林葉直子の14歳3カ月(女流王将)、中井広恵女流六段の16歳6カ月(女流名人)に次ぐものとなる。