コバヤシ・カムイ。F1ドライバー。
2010年6月27日、スペインのバレンシア市街地コースで行われたF1欧州グランプリ(GP)で、BMWザウバーの小林可夢偉が2010年シーズン自己最高の7位でフィニッシュ。今季2度目、通算3度目の入賞を果たした。
1986年9月13日、兵庫県生まれ。9歳でカートレースを始め、2001年、全日本カート選手権 ICAクラス総合優勝、アジアパシフィック選手権ICAクラスで総合2位となるなどの成績を残し、フォーミュラトヨタ・レーシングスクール(FTRS)のスカラシップを獲得。02年からフォーミュラトヨタで4輪レースに参戦し、03年同シリーズ2位。04年単身渡欧し、フォーミュラルノーを経て、06年からF3ユーロシリーズに参戦。08年からGP2アジア、欧州シリーズに参戦。同年からF1パナソニック・トヨタ・レーシングのサードドライバーも務め、09年10月負傷したティモ・グロックの代役でブラジルGPでF1デビュー。最終戦のアブダビGPでは6位入賞を果たし、正ドライバーへの昇格が有力視されていたが、トヨタがF1からの撤退を発表。シーズンオフにドライバーの発掘に定評のあるザウバーからのオファーが舞い込み、10年シーズン唯一の日本人ドライバーとしてGPを戦っている。