タカノ・カズアキ。小説家、脚本家。
2012年4月23日、第65回日本推理作家協会賞の長編および連作短編集部門に、高野和明の「ジェノサイド」(角川書店)が選ばれた。
1964年、東京都生まれ。高校在学中に書き始めた脚本が、日本映画製作者連盟による新人映画脚本家を奨励する城戸賞の最終選考に残ったことをきっかけに、岡本喜八監督に師事。89年から91年にかけてロサンゼルス・シティカレッジの映画科に学んだ。帰国後、脚本家としてデビュー。2001年「13階段」で第47回江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー。連作短編集「6時間後に君は死ぬ」ではドラマ化に際し脚本や演出も務めている。受賞作の「ジェノサイド」は11年に第2回山田風太郎賞を受賞。同作は「このミステリーがすごい!2012年版」「2011週刊文春ミステリーベスト10」でも1位に選ばれている。