ギャビン・ライアル。Gavin Tudor Lyall。小説家。
1月18日、「深夜プラス1」「もっとも危険なゲーム」などで知られる小説家、ギャビン・ライアルさんが死去。70歳。
1932年、イギリス・バーミンガム生まれ。51年から2年間、空軍のパイロットとして過ごしたのち、ケンブリッジ大学で学ぶ。卒業後はジャーナリストして活躍。61年、新聞社在籍中に発表した「ちがった空」で作家デビュー。65年には戦後の英米冒険スパイ小説を代表する傑作と呼ばれる「深夜プラス1」を刊行。66年から67年まで推理小説作家協会の会長を務めた。70年代はスランプに陥り健康を害したが、80年代にはマクシム少佐シリーズ、90年代からはランクリン大尉シリーズを発表。2003年1月24日に日本でも発売された「誇りは永遠に」が遺作となってしまった。