グレゴリー・ハインズ。Gregory Hines。ダンサー・俳優。
8月9日、タップ・ダンサーとして一時代を築き、トニー賞も受賞した俳優グレゴリー・ハインズさんが、がんのため死去。57歳。
1946年、アメリカ・ニューヨーク州生まれ。3歳になる前にタップ・ダンスを始め、5歳で兄モーリスと「ザ・ハインズ・キッズ」の名でタップ・チームを組み芸能活動を開始。54年にはミュージカルの舞台にも立つようになった。その後、父も加わり親子3人で活動するようになったが、73年に解散。一時タップを離れ、ロック・グループを結成したりしたが、78年に復帰。81年「ウルフェン」で映画にもデビュー。「コットンクラブ」(84年)や、「ホワイトナイツ/白夜」(85年)で俳優としても不動の地位を築き、日本でもその名を広く知られるようになった。92年にはミュージカル「ジェリーズ・ラスト・ジャム」の主演でトニー賞を受賞。99年にはTVアニメの声優としてエミー賞を受賞するなどエンターテインメントの世界で幅広く活躍した。