キタオカ・シンイチ。駐国連日本代表部次席大使。
5月11日、日本政府の国連代表部に着任した北岡伸一大使が初めて記者会見し、「日本は国連安全保障理事会の常任理事国になるべきだ」などと持論を展開。
1948年、奈良県生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。プリンストン大学国際問題研究所客員研究員、立教大学教授などを経て東京大学法学部教授。日本外交史が専門だが、湾岸戦争(91年)以後、時事的な外交・政治問題についての論評で新保守派の論客として注目される。2001年小泉首相の外交政策について助言する民間有識者の会議「対外関係タスクフォース」のメンバーに就任。04年4月5日、国連代表部次席大使に起用され、東大を休職。著書に「日本政治史-外交と権力」「清沢洌-日米関係への洞察」「日米関係のリアリズム」「日本の自立-対米関係とアジア外交」などがある。