コマツ・ユカ。登山家。
アオキ・タツヤ。東海大学文学部4年。
8月25日、日本人女性として初めて、中国とパキスタン国境にある世界第2位の高峰「K2」(8611メートル)の登頂に成功した小松由佳(23)と、世界最年少での登頂となった東海大学文学部の青木達哉(21)が帰国し、成田空港で記者会見を行った。二人は東海大学山岳部の創部50周年記念「山岳部K2登山隊2006」に参加し、6月1日に日本を出発、8月1日に登頂に成功していた。
小松由佳は1982年生まれで、秋田県秋田市出身。秋田県立秋田北高校で登山部に入り、卒業後、東海大学に進学。同大学山岳部では初の女性主将となって中国のカラコンロン山群などへの遠征を成功させた。大学卒業後はスポーツ用品店でアルバイトをしながら、年に2~3カ月は海外の山に登っている。このたび、秋田県民栄誉章を受章した。
青木達哉は1984年生まれで、茨城県守谷市出身。現在は東海大学文学部アジア文明学科に在学中。
記者会見で、小松は「幸せな気持ちでいっぱい」と語り、青木は「下山中はK2に殺されるかと思った」と振り返った。