コトミツキ・ケイジ。本名、田宮啓司。大相撲幕内力士。
2007年7月25日、日本相撲協会は、秋場所の番付編成会議と理事会を開き、関脇琴光喜の大関昇進を満場一致で決定。
1976年、愛知県生まれ。トヨタ自動車相撲部の監督だった父親の指導で、小学校1年から相撲をはじめ、相撲留学した鳥取城北高校で高校横綱となり、日本大学に進学後、学生横綱、アマ横綱各2回を含めて、史上2位の27のアマ・タイトルを獲得。99年、佐渡ケ嶽部屋に入門し、春場所、幕下付け出しで初土俵。同年九州場所、十両に昇進して、しこ名を「琴田宮」から「琴光喜」に改名。2000年、夏場所に新入幕も、場所前のケガで全休して十両陥落。秋場所で十両優勝。再入幕を果たした九州場所、13勝2敗で、殊勲・敢闘・技能の3賞を独占。2001年秋場所で、元横綱輪島に次ぐ歴代2位の初土俵から16場所目で幕内初優勝。以後ケガなどで苦しんだが、07年名古屋場所で13勝2敗と勝ち越し、敢闘賞と技能賞を獲得。31歳3カ月での大関昇進は、年6場所制となった58年以降では最年長。新入幕から所要44場所は、増位山の60場所に次ぎ、魁皇と並ぶ史上2位のスロー記録となる。