ソリマチ・ヤスハル。サッカーオリンピック代表監督。
2007年11月21日、東京の国立競技場で、サッカーの北京オリンピックアジア地区最終予選(最終戦)が行われ、反町康治監督率いるオリンピック日本代表が、サウジアラビアと0-0で引き分け、北京オリンピックへの出場を決めた。
1964年、埼玉県生まれ。静岡県立清水東高校在学中に、高校総体2連覇、全国サッカー選手権準優勝を果たす。慶應義塾大学を経て、全日本空輸に入社。全日空運営のクラブに所属し、日本サッカーリーグ(社会人リーグ)でプレーした。93年のJリーグ開幕を機に、クラブは横浜フリューゲルスとなるが、反町は当初プロ契約をせず、出向社員としてプレーし話題になった。94年、ベルマーレ平塚(現・湘南ベルマーレ)に移籍。Jリーグ通算108試合、日本代表として4試合に出場し、97年に現役を引退。スペインのクラブでコーチ修業を重ねた後、2001年、当時J2のアルビレックス新潟の監督に就任。03年にチームをJ2優勝とJ1昇格に導き、05年に勇退。翌06年7月に、北京オリンピック出場を目指すU-21(21歳以下)日本代表の監督に就任した。2次予選を無敗で通過するが、得点力不足などを指摘され、去就問題も報道された。最終予選では、年齢別代表の一世代下に当たる柏木陽介(サンフレッチェ広島)、梅崎司(大分トリニータ)らを抜擢。対カタール戦(第4戦)の敗戦で一時は自力突破が消滅したが、21日には、サウジアラビアを無得点に抑えて、1996年のアトランタ大会以来、4大会連続のオリンピック出場を決めた。反町監督就任以降のオリンピック代表の戦績は、14勝3敗6分。北京五輪のサッカーは、他種目に先駆けて2008年8月7日(男子)に開幕。対戦相手は、4月20日の組み合わせ抽選で決定する。