シドニー・ポラック。Sydney Pollack。映画監督、俳優。
2008年5月26日、「トッツィー」「アイズ・ワイド・シャット」「フィクサー」などに出演。監督としても「愛と哀しみの果て」でアカデミー賞監督賞を受賞したシドニー・ポラックさんが、がんのため死去。73歳。
1934年、アメリカ、インディアナ州生まれ。高校時代から演劇活動に興味を持ち、卒業後、ニューヨークのネイバーフッド・プレイハウス演劇学校に入学。演技訓練法で有名なサンフォード・マイズナーに師事した。俳優としてブロードウェーの舞台に出演した後、テレビドラマの監督などを務め、65年「いのちの紐(The Slender Thread)」で映画監督デビュー。「ひとりぼっちの青春」(69年)や「追憶」(73年)で高い評価を得た。自身も出演した「トッツィー」(82年)でニューヨーク批評家協会賞、「愛と哀しみの果て」(85年)で作品賞や監督賞などアカデミー賞7部門を獲得。プロデューサーとしても多くの作品を残した。