ハネ・ナオキ。棋士。
2008年7月23日、囲碁の第63期本因坊戦七番勝負の第7局が行われ、高尾秀紳本因坊に挑戦した羽根直樹九段が、3連敗後の4連勝で初の本因坊位を奪取した。
1976年、三重県生まれ。父は羽根泰正九段。6歳で日本棋院中部総本部の院生となり、91年に入段。94年の棋聖戦四段戦、95年の新鋭戦、99年の王冠戦で優勝。2001年には、史上初となる親子でのタイトル獲得がかかった第27期天元戦で勝利し、天元位を獲得。02年には、入段以来11年3カ月と史上最速で九段に昇段した。04年、第28期棋聖戦で棋聖位を獲得。06年には、入段から14年9カ月の史上1位タイの速さで通算600勝を達成した。高尾、張栩、山下敬吾と並び「平成四天王」と称される、囲碁界を牽引する若手実力者のひとり。