オウ・サダハル。プロ野球ソフトバンク監督。
2008年9月23日、50年間球界を牽引し続けたプロ野球ソフトバンクホークスの王貞治監督が、体調不良を理由に今季限りで退任することを発表。
1940年、東京生まれ。早稲田実業高等学校から59年読売ジャイアンツ入団。13年連続を含む通算15回の本塁打王を獲得するなど、チームの9連覇に貢献。77年にはハンク・アーロンの大リーグ記録を上回る756号を放ち、国民栄誉賞の初代受賞者となった。通算本塁打868本の世界記録を残し、80年に現役引退。84年から88年まで読売ジャイアンツ、95年からダイエー(現ソフトバンク)ホークスの監督を務め、87年に読売ジャイアンツ、99年にダイエーホークスでセ、パ両リーグ優勝を達成。99年、2003年には日本シリーズを制覇。06年には日本代表監督としてプロ野球の国別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック」(WBC)を制した。しかし、同年7月、胃の全摘出手術を受け休養。08年シーズンは5年ぶりのリーグ優勝、日本一奪回を宣言していたが、8月14日に休養をとるなど、その体調が心配されていた