イシモト・ミユキ。本名、石本美幸。作詞家。
2009年5月27日、「憧れのハワイ航路」「悲しい酒」「矢切の渡し」など、多くのヒット曲を生んだ作詞家の石本美由起さんが、心不全のため死去。85歳。
1924年、広島県生まれ。復員後の46年、歌謡同人誌「歌謡文芸」に参加。48年「長崎のザボン売り」でプロデビュー。同年に岡晴夫の「憧れのハワイ航路」も大ヒット。以来、美空ひばりの「港町十三番地」「悲しい酒」など約4000曲の作品を手がけ、83年の「矢切の渡し」、84年の「長良川艶歌」では日本レコード大賞2年連続受賞。日本音楽著作権協会理事長、日本作詩家協会会長などを歴任し、後進の育成にもあたった。他の代表作に「おんなの海峡」「愛傷歌」などの演歌のほか、アニメいなかっぺ大将の「大ちゃん数え唄」などがある。