カワグチ・ユウコ。フィギュアスケート選手。
2010年1月20日、フィギュアスケートのヨーロッパ選手権で川口悠子、アレクサンドル・スミルノフ組(ロシア)がフリーで世界最高の139.23点をマーク。大会4連覇を狙う世界王者のアリョーナ・サブチェンコ、ロビン・ゾルコビー組(ドイツ)を逆転して、初優勝。
1981年11月20日、愛知県生まれ。5歳でスケートを始め、ジュニア時代はシングルで活躍。98年長野オリンピックでのロシアのペアの演技を見てペア転向を決意し、高校卒業後渡米。ロシア人コーチのタマラ・モスクビナに師事した。アレクサンドル・マルクンツォフ(ロシア)と組んで、 2001年世界ジュニア選手権で日本人ペア初メダルとなる2位入賞。2人の国籍が異なるため、02年ソルトレークシティー・オリンピックには出場できず、03年5月ペアを解消。その後ロシアに渡り、サンクトペテルブルク大学国際関係学部で学びながらスケートを続け、06~07年シーズンから、アレクサンドル・スミルノフとペアを組む。08~09年シーズンはスケートカナダでGPシリーズ初優勝、09年3月の世界選手権で総合3位となり初の表彰台を獲得。同年1月にはロシア国籍を取得、12月のロシア選手権優勝でバンクーバー・オリンピック代表の座を射止め、金メダル候補として注目を集めている。