クルム・ダテ・キミコ。プロテニス選手。
2010年9月28日、女子テニスの東レ・パンパシフィック・オープン第3日、この日40歳の誕生日を迎えたクルム伊達公子が、1回戦のマリア・シャラポワ(ロシア)に続き、ダニエラ・ハンチュコバ(スロバキア)を破り、3回戦に進出する活躍を見せた。
1970年9月28日、京都府生まれ。6歳でテニスを始め、89年、園田学園高等学校卒業と同時に、プロに転向。91、92年に全日本選手権女子シングルス2連覇。94年のオーストラリアのニューサウスウェールズ・オープンで海外ツアー初勝利を飾り、95年11月には、日本人女子選手としては歴代最高位となるWTA(女子テニス協会)世界ランキング4位を記録。96年11月に引退したが、2008年4月、本名のクルム伊達公子で現役復帰。同年11月の全日本選手権では女子シングルスとダブルスで優勝を果たした。09年には4大大会にも再挑戦を始め、韓国オープンで13年ぶりにWTAツアーシングルス優勝。10年の全仏オープンでは14年ぶりに4大大会で白星を挙げた。今回の東レ・パンパシフィック・オープンでは、世界ランキング67位でありながら、初戦で前年王者のマリア・シャラポワを破り、日本勢でただひとり2回戦に進出。2回戦では世界ランキング29位のダニエラ・ハンチュコバと対戦。第1セットは落としたが、第2セットから波に乗り、10ゲームを連取したところで、ハンチュコバが右肩の故障を理由に棄権。3回戦では、2010年の全仏女王であるフランチェスカ・スキアボーネ(イタリア)と対戦し、惜しくも敗れた。