シマ・シゲノブ。プロ野球選手。
10月16日、プロ野球・広島東洋カープの「赤いゴジラ」こと嶋重宣内野手が初の首位打者を獲得。
1976年、埼玉県生まれ。宮城・東北高校から94年にドラフト2位で投手として広島に入団。80年代に広島のエースとして活躍した左腕投手・川口和久が付けていた背番号34を引き継ぐほどの期待を受けていたが、肩を痛めるなどして投手では2試合0勝1敗という成績。99年から打者に転向し、背番号は00に。47試合に出場し準主力の座を得たが、2000~01年は代打要員。02~03年はほとんど出番がなく、2軍の4番に定着してしまい、03年オフにはトレード要員を通告されるなど、解雇寸前だった。しかし、03年秋、04年春のキャンプで首脳陣の注目を集め、オープン戦で好成績を収めるなどで、レギュラーの座を獲得。背番号を大リーグのヤンキースで活躍する松井秀喜選手と同じ55に変えた04年シーズンは、開幕直後から首位打者に立つなど猛打を続け、「赤いゴジラ」のニックネームが付くなど大活躍を見せた。リーグ歴代8位タイの189安打を放ち、打率3割3分7厘で首位打者と最多安打をタイトルを獲得した。