ニシヤマ・トシオ。東武動物公園初代園長。
10月9日、「カバ園長」の愛称で親しまれた、東武動物公園初代園長・西山登志雄さんが肺炎のため死去。77歳。
1929年、東京出身。高校卒業後の46年に上野動物園に入園、カバ・ライオン・サイなどの飼育を担当した。とくにカバは20年間飼育係を担当し、カバと寝食を共にする飼育や、カバに口を開けさせる特技などから「カバのおじさん」と呼ばれ、週刊少年ジャンプに連載されたマンガ「ぼくの動物園日記」のモデルとなった。81年、東武動物公園の開園とともに初代園長に就任。以来、「カバ園長」として豊富な飼育経験を生かしてコラム「カバ園長の動物教室」(毎日新聞)や、テレビ出演などで活躍した。2000~05年までは同動物園で名誉園長を務めた。