トサユタカ・ユウヤ。本名、森下祐哉。力士。
2008年1月30日、日本相撲協会が三月場所(春場所)の番付編成会議を開き、東幕下4枚目の土佐豊が、初土俵から所要6場所での十両昇進を果たした。年6場所制となって以降では歴代最速タイの記録となる。
1985年、高知県土佐市生まれ。小学校1年から相撲を始める。高校までは全国で知られるような選手ではなかったが、高知工業高校1年の時、高知県代表として国体少年団体に出場。この時のチームメートには、1学年上に、宿毛高校の梶原大樹(豊ノ島 時津風部屋)、明徳義塾高校の菊次一弘(琴奨菊 佐渡ヶ嶽部屋)といった猛者がいた。精強な先輩たちにしごかれてめきめき力をつけ、高校3年時のインターハイでは個人で優勝して高校横綱となる。卒業後、東京農業大学へ進むが、大学では主なタイトルが取れず、時津風部屋に入門後、2007年の三月場所で前相撲からスタート。五月場所(夏場所)の序ノ口で1敗して以降、白星を積み重ね、08年の一月場所(初場所)でも5勝を挙げて30連勝とし、十両以下の連勝記録を29年ぶりに塗り替える活躍を見せていた。得意技は右四つ、投げ、寄り。178cm、134kg。