ホソカワ・リュウイチロウ。政治評論家。
2009年8月25日、歯に衣着せぬ語り口で人気を集めた、政治評論家の細川隆一郎さんが老衰のため死去。90歳。
1919年、熊本県熊本市生まれ。元衆議院議員で政治評論家の故細川隆元さんは叔父。42年、早稲田大学政経学部卒業後、毎日新聞東京本社に入社するが1カ月後に太平洋戦争に応召。終戦後、同社に復帰した後は、政治部長、編集局次長、中部本社編集局長などを歴任。政治部長だった67年には、「黒い霧」と呼ばれた政治腐敗事件の報道で日本新聞協会賞を受賞した。73年の退社後は、政治評論家として活動。討論番組やバラエティー番組などでも活躍し、娘で政治ジャーナリストの細川珠生さんとのラジオ番組「珠生・隆一郎のモーニングトーク」は95年から続く長寿番組だった。著書に「図太く生きる男の本」「日本宰相列伝・岸信介」など多数。