ハギワラ・マミ。ピアニスト。
2010年11月18日、若手演奏家の登竜門として知られるジュネーブ国際音楽コンクールのピアノ部門で、広島県出身の萩原麻未さんが日本人として初めて優勝を飾った。
1986年12月2日、広島県生まれ。5歳でピアノを始め、小学6年で国内有数のコンクール「ピティナ・ピアノコンペティション」のD級金賞。中学2年時には史上最年少でイタリアの「フィナーレ・リーグレ国際コンクール」のピアノ部門1位となるパルマ・ドーロ賞を受賞。広島音楽高校卒業後、単身渡仏し、パリ国立高等音楽院(コンセルバトワールConservatoire de Paris)修士課程を首席で卒業。現在はパリを拠点に活動しているが、人気漫画「のだめカンタービレ」の主人公「のだめ(野田恵)」と天然系の性格と演奏がそっくりなため、“リアルのだめ”だとも話題になっている。1939年に発足したジュネーブ国際音楽コンクールのピアノ部門は、チャイコフスキー国際音楽コンクール、エリザベート王妃国際音楽コンクール、ショパン国際ピアノコンクールの3大ピアノコンクールに次ぐ格式を持つ若手の登竜門。該当者がなければ優勝者を出さないことでも知られ、萩原さんは2002年のセルゲイ・クドリャコフ以来8年ぶりの優勝者となる。