オギソ・ミワコ。反原発運動家。
2012年6月24日、「原子力発電に反対する福井県民会議」事務局長の小木曽美和子さんが、卵巣がんのため死去。76歳。
1936年1月15日、岐阜県生まれ。早稲田大学政治経済学部、同大学院修士課程修了後、福井新聞社に入社。同社の記者時代に「報道の自由」の問題などで労働争議を経験。解雇撤回を勝ち取った後、退職。その後、女性運動や地元の選挙にかかわる。72年6月の関西電力美浜原発1号機の1次冷却水漏れ事故をきっかけに反原発運動をはじめ、76年に「原子力発電に反対する福井県民会議」を結成。85年には高速増殖炉もんじゅの設置許可の無効確認と建設差し止めを求めた訴訟の原告団事務局長を務めるなど、長年原発反対運動の先頭に立ち続けた。