ツカハラ・ナオヤ。体操選手。
8月16日、アテネ五輪体操男子団体総合の決勝が行われ、日本は団体総合では28年ぶりとなる金メダル。塚原直也は日本初の親子での金メダル獲得。
1977年、東京都出身。父・光男は「月面宙返り」「塚原跳び」で有名な、ミュンヘン五輪の金メダリスト。母・千恵子はメキシコ五輪女子代表。高校生でインターハイ2連覇。96年の全日本選手権個人総合に、史上最年少19歳で優勝。その後同選手権個人総合5連覇を達成。オリンピック出場は、アトランタ五輪、シドニー五輪に続いてアテネ五輪で3度目。父がチームリーダー、息子が選手で親子そろっての五輪参加も話題になった。男子の団体総合で、塚原に冨田洋之、鹿島丈博、米田功、水鳥寿思、中野大輔の日本チームは予選を1位で通過。決勝では最初の床運動こそ7位のスタートだったが、徐々に順位を上げ、最終種目の鉄棒で29.462の高得点をマークし、7大会28年ぶりとなる優勝。