トチアズマ・ダイスケ。本名、志賀太祐。力士。
1月22日、東京の両国国技館で行われた大相撲初場所千秋楽で、大関の栃東が横綱の朝青龍に上手出し投げで勝利。14勝1敗の成績で13場所ぶり3度目の優勝を飾った。
1976年、東京都生まれ。父は元関脇栃東(現在の玉ノ井親方)。幼い頃は野球少年だったが、明治大学付属中野中学入学を機に相撲を始める。同高校へ進学後、全国高校相撲選手権大会で優勝。卒業を待たずに父が親方を務める玉ノ井部屋に入門し、94年九州場所で初土俵。96年の新十両昇格と同時に本名の志賀から父のしこ名だった栃東を襲名。けがに見舞われながらも、2001年に大関昇進。その後02年初場所など2度の優勝を果たすが、けがのため休場が続き、大関からの陥落を2度経験した。05年、大関に復帰。しかし再びけがに悩まされ、今場所も負け越せば大関の座を失うカド番だった。栃東の優勝は日本人力士としては8場所ぶりとなる。