ジョセフ・モガンビ・オツオリ。Joseph Mugambi Otwori。陸上選手。
8月30日、箱根駅伝の活躍で知られるジョセフ・モガンビ・オツオリさんが、一時帰国中のケニアで交通事故に遭い、死去。37歳。
1969年、ケニア生まれ。ケニアの高校を卒業後、87年に来日。山梨学院大学付属高校から山梨学院大学へ進んだ。陸上競技部に所属し、89年の箱根駅伝(東京箱根間往復大学駅伝競走)に出場。各校のエース級がそろう「花の2区」を走り、91年まで3年連続で区間賞を獲得した。92年には同大の初優勝に大きく貢献した。卒業後はトヨタ自動車に就職したが、故障が続き、30歳のとき帰国。2003年に再来日し、新潟県の重川材木店で大工として働きながら、同社陸上部のコーチ兼選手として活動していた。
オツオリさんは今年10月1日には、新潟県中越地震で被災した旧山古志村で開かれる「第1回中越復興フェニックスマラソン&ウォーク」に招待選手として出場し、現役を引退する予定だった。